ふるさと教育交流会に参加してみた
さてさて、このブログは「栗山町についてもっと知りたい人のためのブログ」をうたっておりますが、私が栗山町の移住コーディネーターとして広く町外の皆さんに知っていただきたいことのひとつが、「栗山町の教育」です。
去る10月29日(火)に雨煙別コカ・コーラ環境ハウスで行われた「第9回栗山町ふるさと教育交流会」。
参加してきました。
正直に言いまして、今年になってお誘いを受けるまで、このような催しが行われているなんて全然知りませんでした。
まったくイメージが沸かないまま迎えた当日。
前半は各小中学校の土曜授業の取り組みを発表。
同じ町内でも、それぞれの学校の特色が表れている内容なんだなあと感心。
後半は「ワールドカフェ方式」のグループ意見交換会。
「ワールドカフェ」と聞いて、「世界中の食べ物をつまみながら話し合いでもするんですかあ?」と本気で言ったら、担当の方に静かに「違います」と一刀両断される始末。
ネットで調べてもらうのが一番わかりやすいですが、「ワールドカフェ方式」というのは「新しい話し合いの手法」であり、今回の交流会での方法は…
①全体にひとつのテーマが与えられる。
②テーマについて4~5人の少人数グループ話し合う。
③時間が来たら1人(テーブルホスト)以外のメンバーを変えて再度同じテーマについて話し合う。
④話し合われた内容は模造紙や付箋に書き、最後にはテーブルホストがそのグループでどのような意見が出たかを発表する。
⑤お菓子を食べながら、リラックスした雰囲気の中で話をすることにより、自由な発想で話し合ってもらうことができる。答えを出すことは目的としていない。
ということでした。
今回のテーマは、『教育につながる地域のチカラ』。
わたくし、テーブルホストの役目を仰せつかりまして。
集まってくださったグループのメンバーの方々を見ながら、さてどうなるかなと思っていたら、次から次へと発言が出るわ出るわ。
それぞれの立場で、様々な形で栗山町の教育に携わっていらっしゃる方々のお言葉はどれも重みがあって、興味深い。
とにかく皆さんの意見を書いておかねば!と思い、必死で模造紙に書きなぐりました。
グループのメンバーが交代してもそれは変わることなく、そこはまさに激アツな空間でした。
私がこの意見交換会で出た意見の中で印象的だったのは、
①栗山町のふるさと教育・自然教育は盛ん。
②学校の授業の中で「栗山カラー」を出せたら面白い。
③栗山町の子どもは自分の町を好きな子が多い。よその町に行って「自分の町が好きではない」という子どもがいてびっくり。地元を愛する心を育てる機会を作るのは、栗山の大人である。
④現在栗山でふるさと教育を受けている子どもたちが10年後、20年後に地域に貢献する人材に育っていく。
⑤子どもは大人の背中を見て育つ。大人たちが教育について議論することにより、子どもたちに還元していく。
などなど。
私だけの知識と経験では決して見出せなかった意見がびしびし出てきて、とても勉強になりました。
そして何よりも、栗山町の教育について熱く語る大人たちを目の当たりにし、とても衝撃的でした。
大人たちの熱い思いが、栗山町の未来を担う人材を育てることにつながるのかな、と思います。
私もその一員になれるよう、精進したいと思います。